症例

【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療

ビフォーアフター画像|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

2026.06.02

セラミック治療 根管治療

治療内容
根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療
期間 1.5ヶ月
治療回数 合計5回 (根管治療3回 型取りと装着で2回)
費用(施術当時の料金) ジルコニアクラウン(商品名ゼノスター) 88,000円(税込)
ファイバーコア  22,000円(税込)
根管治療(自費診療) 11,0000円(税込)

治療前の状態・主訴

患者様は33歳男性で、同一法人分院にてメンテナンスを長く継続してくださっている方です。以前、他の部位にジルコニアのかぶせ物を装着されており、快適にご使用いただいていました。その使い心地にご満足いただいていたこともあり、今回は左下の銀歯の見た目も気になるとのことで、ジルコニアへのやりかえをご希望されました。

左下の銀歯は子どもの頃に装着されたとのことで、状態を確認するためレントゲンを撮影しました。その結果、銀歯の下には大きな金属製の土台と、歯の根っこの部分には古い充填材料が残っていることがわかりました。

銀歯の下の状態とレントゲン画像|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

レントゲンでは根尖病巣(歯の根の病気)は認められませんでした。しかし、内部の材料が古いことや、上物だけ綺麗なジルコニアを装着しても将来的に歯の根が病気になるケースもあることから、予防的な側面からも根管治療をやり直すことにしました。

その際、根管治療が自費診療となることをご説明し、患者様にご同意いただいたうえで治療を進めました。

治療詳細

①銀歯と金属の土台を除去
まず銀歯と金属の土台を取り除き、古い材料や小さな虫歯をきれいに除去します。

②根管治療
以前に根の治療を受けた歯は、根っこに亀裂や割れが生じていることがあります。そのようなことがないかマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で確認しながら、丁寧に根管治療を進めます。

マイクロスコープで確認|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

マイクロスコープで確認2|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

③根管充填・土台の装着
歯の内部の消毒が終わったあと、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用して内部に汚れや、古い材料が残っていないか確認します。問題がなければ、根の中に樹脂状のお薬(根管充填材)をつめ、新しい土台(ファイバーコア)を立てていきます。

根管充填|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

根管充填・土台の装着|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

④歯の形を整えて型取り
新しい被せ物がきれいに入るように、歯の形を整えて型取りをします。

⑤ジルコニアクラウンの製作
提携する歯科技工所で、ジルコニアの被せ物を製作します。

ジルコニアの被せ物を製作|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

⑥装着
大きさや、高さを合わせてお口の中に装着します。

装着後の写真|【症例】左下銀歯の根管治療後に被せ物をジルコニアへやりかえた治療|大船の歯医者「大船みらい歯科」

治療後の様子

自然な色合いとツヤ感のあるジルコニアクラウンにより、銀歯のときよりも見た目が大きく改善し、清掃性も高まりました。患者様からも「見た目がとても自然で、気にならなくなった」とのお声をいただき、大変喜んでいただけました。

主な副作用・リスク

① 被せ物について
・ジルコニアは自費診療のため、費用が高くなるケースがあります(今回の症例は1本88,000円)

②根管治療について
・今回の根管治療は自費診療となります
・歯の根の形や大きさは人によって異なるため、状況によっては治療回数が増えることがあります
・歯の根に別の問題がある場合、根管治療だけでは解決しないケースもあります

大船みらい歯科では患者様の状況やご希望に合わせて最適なかぶせ物を一緒に考えます

患者様は、同一法人分院にてメンテナンスを長く継続してくださっている方です。今回、左下の銀歯をジルコニアにやりかえたいというご希望があり、そのお気持ちに応えられたことをとても嬉しく思っております。

ジルコニアは近年、歯科治療の中でも主流になってきた材料です。白くツヤがあり見た目に優れるうえ、表面がなめらかで汚れがつきにくく清掃しやすいのが特徴です。また硬い素材なので噛み心地も良好です。一方で自費診療となるため、費用が高くなる点はデメリットです。

保険診療の選択肢としては、CAD/CAM冠(プラスチック製の白いかぶせ物)もあります。以前は銀歯しか使えなかった部位でも、現在は保険診療ルールの改定により、白い歯を入れられるようになったことが最大のメリットです。ただしジルコニアと比べると強度が劣るため、噛む力が強くかかる部位では割れることがあります。また汚れがつきやすいため、念入りなお手入れが必要です。

治療やかぶせ物の選び方は、患者様それぞれの状況やご希望によって変わります。すべての方が高額な自費治療を選ばれるわけではありませんし、保険のCAD/CAM冠なども十分に良い選択肢のひとつです。

今回の患者様も、以前は保険の銀歯を入れられていましたが、お仕事をされて少しずつ貯金ができたタイミングで、気になる部位からジルコニアへのやりかえを進められました。
このように、まずは保険治療でしっかり噛める状態を整え、後から少しずつより良い素材にしていく方法も、現実的でとても良い考え方だと思います。

治療の方法や素材の選び方に「正解」というものはありません。大船みらい歯科では、それぞれの生活環境やお口の状態に合わせて、お一人おひとりに合った最適な治療をご提案できるよう心がけています。
ご不明な点や不安なことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

 

 

大船みらい歯科 院長 森 昂大

 

冠物の種類も数種類ご用意しております。詳しくは担当医にお問い合わせください。
料金表|大船みらい歯科

 

こちらもご参照ください。
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監修者情報

医療法人社団港成会 大船みらい歯科
院長 森 昂大

国立新潟大学歯学部卒/国立新潟大学医歯学総合病院研修修了
2026年より大船みらい歯科院長就任
所属・修了: JIADSペリオコース修了/ノーベルバイオケア インプラントベーシックセミナー修了/ジアズペリオインプラントアドバンスコース修了

患者様との対話と納得を最優先に、診療を行っています。大船の地域の皆様に、再治療の少ない精密な歯科医療を提供してまいります。些細なことでも気兼ねなくご相談にいらしてください。

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